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ニューヨークに住んでみたかった
なぜニューヨークに行かれたのでしょうか?
単純に行ってみたかったんです(笑) なかなかニューヨークに住むキッカケなんてないじゃないですか。たまたまオーストラリアに旅行に行ってた時に知り合った方の縁で、ニューヨークでアシスタントですけど3ヶ月働ける機会を提 案してくださってそれで即決しました。
何歳の時に行かれたんですか?
26歳の時ですね。
ツラい美容師の下積み経験・・・だけど旅の中でその自由さに気づく
アシスタントも長くされていたんですか
前の職場で5年くらい働いていました。 めちゃくちゃハードで、一回美容師が嫌になってやめたくなったんですよね。 なんか一回自由になりたくなって旅にはまってました。 もともとお店を出したいとか独立したいとかも考えてなかったんですよ。 海外をいろいろと回ってるうちに美容師の仕事ってどこの国でもどの場所でも働ける職種だなと気づきました。
ニューヨークで個性を出すことの大切さを学び、独立の道へ
ニューヨークのお店で学んだことはありますか?
デザイン的な目線で言うと、京都はどちらかというと保守的でファッションもさりげなくおしゃれみたいな感じが多いと思うんですけど、ニューヨークは目立ってなんぼみたいな感じなんですよね。 右足と左足で違う靴履いてたり、とにかく自由。 優先する考え方として「個性を出す」っていうのが根底にあるんだと思うんです。 だから「間違っててもやり切ってる人がすごい!!」と感じられるのかなあと。 そういった方々の影響を受けて 「自分もお店を出してみよう」 と思ったんですよね。 お店を出して成功するか失敗するかなんてわからないじゃないですか? だけど自分がやりたいって思ったんだからやったらいいやん!と自分を信じて行動してみるべきだ! ってなったんですよね。
カラーとブリーチへの強いこだわり
なぜカラーを中心のお店になったのですか?
お店を出す前からカラーを中心のお店にしようと思っていました。 カラーが得意というのもあるのですが、お客様をばえさせたいなっていうのがあって、そうなってくるとブリーチとカラーだな笑ってなりました。
カラーをする上で心がけていることは何ですか?
日本人が似合う外国人スタイルですね。 実際にニューヨークで流行ってるヘアスタイルをそのまま日本人がしてしまうとあまりに合わないんですよ。 なので外国人っぽいカラーブリーチを心がけていますね。 技術的な話をすると、まずブリーチの特性を勉強しました。早く色が抜ける材料、ゆっくりの材料、 髪に優しい材料を使って、配合を調整しながらおこなってます。 髪質、頭皮の場所によってブリーチ剤を使い分けてバランスをとっています。 多分他の美容室ではここまでやってないと思います。
毎回ドキドキしますか?
ドキドキします。最後のカラー剤が入るまでいっつもドキドキしていますね、失敗もたくさんしてきましたし、そうならないように施術する前に、きちんとお客様のカウンセリングに時間をかけておこないます。髪の状態、お客様の求めているものをきちんと理解するためにです。 これもニューヨークで学んだことなんですが、あっちはカウンセリングだけで予約があるくらいでした笑
スタッフさんに教えるのも大変じゃないですか?
スタッフさんに教えるので心がけていることは簡単に教えることです。基本的なことだけ教えてあ とはカラーをひたすらやってもらいます。絵の具と一緒で一つの色を作るのに答えって無数にあると思うんですよ。それをいくら勉強しても覚えられないので自分の得意とする成功パターンをひたすら練習してもらってます。
スタッフがよりよく働ける環境へ
お店を今後どうしていきたいですか?
常に試行錯誤してるんですけど笑 今意識しているのはスタッフが働く環境を整えていきたいと思っています。 結構この業界で多いのがアシスタント期間が長いお店が多いんですよね、4年とか、6年とか。それって経営者側からすると安い賃金で人を雇えるんですよ。あまりそういうことは僕はしたくない なと思ってて。たくさん現場で学べることの方が多いと思うんで、できるだけ早くスタイリストになっ てもらえるようにしています。なのでもちろんレッスンもたくさんしてもらいますが笑 働きやすくてそこそこ給与もいい。しかも個々の技術もある。 そんなお店を築きたいですね。